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学習塾の生き残り

◆ 10年後、20年後、まだ塾を経営していますか?

市町村別の人口予測では、10~14歳の人口が、現在の80%を割ってしまう地域も多くあるようです。
20年後には、ほとんどの地域で現在の80%を割るようです。
中には、半減してしまう市町村もあります。

大都市部ではまだ大丈夫のようですが、10万人20万人レベルの都市では、もはや塾の経営が成り立つのか
どうか怪しい面が見受けられます。

◆ 人口の減少よりももっと怖いのは、受験が無くなることです。

多くの塾では高校受験を対象にしていますが、その高校受験が実質的になくなる可能性もあります。
実質的にと言いますのは、形としては残っているけど、倍率も低く、ほとんど無競争状態になっている、
という意味です。

既に一部の地域ではそうなっています。

誰でも高校に入れるとなると果たして塾の必要性はどうなるのでしょうか?

◆ 全国的には、人手不足になっている仕事が多いようですね。
塾の仕事もそのようです。先生が足りないと。

ある程度、先生の頭数が必要な個別指導も、先生不足で、思い切って生徒募集ができないというお話も
多く聞くようになりました。

日本の総人口が減っていくのですから、それも当然のことなのかもしれません。

ただでさえ、最近は大学生にとって塾講師のアルバイトはあまり人気が無いようですしね。

◆ 地域での中学生が減少してしまう、
高校受験が実質的に無くなる、
個別指導の先生が見つからない。

残念ながら、自分たちの力でどうしようもないことです。

◆ こういう状況下で、
地域密着型の塾というのは果たして生き残れるのか?
と大いに疑問に感じるようになってきました。

人口予測を見ていると、10年後でもどうにか塾経営を続けられるラインが、市町村別に総人口
30万人~40万人ぐらいが一つのボーダーのように思われます。

或いは、中学校の生徒数で言うと現在1学年200人以上いるか否かがそのボーダーではないでしょうか。

これだと10年後、1学年が150人~160人ぐらいです。
かろうじて続けられるラインでしょうか。

但し「受験が残っていれば」ですが。

◆ 市町村の人口が30万人以下の地域だったり、1学年150人ぐらいの地域だったりすると、
今収支トントンでどうにかこうにか経営を続けられている、ぐらいの塾であれば、間もなく
アウトになると感じます。

市場が無くなっていきますから。もうチラシをどうのこうのというレベルの話ではなくなります。

◆ もうそろそろ塾の経営を根本から変革していかなければいけないと思います。

根本から、です。

塾の場所はもちろんですが、指導の形式、塾のポジショニング等も含めてです。

地域密着型から広域集客型に変わらざるを得ない地域も多いと思いますよ。

◆ 改革をしていくのであれば、元気なうちにした方が良いです。お金があるうちの方が
成功確率は高いです。余裕がありますから。選択肢がありますから。

切羽詰まってくると打つ手は限られますからね。借金まみれになると、はっきり言って何もできなく
なります。にっちもさっちもいかない状態です。

◆ 危機的な状況になってから声をかけてきても困りますからね。だって、にっちもさっちもいかない
状態なのですから、そりゃ打つ手はありませんって。

家族総出でポスティングするぐらいしか無くなってくるのですね。看板取り替えることすらできなく
なっているわけですから。

◆ チラシの書き方がどうか、授業の設定がどうか、科目の設定がどうか、等々、
それらが重要でないとは決して言いませんが、今後の塾経営は、それよりもっともっと
考えなければいけないことがある思います。

市場です。そこで成り立つのか?です。

◆ あと経営は5年ぐらい、ということであれば、どうにか今のところで続けましょうか…という話に
なりますが、あと10年20年となると今の状態が正しいのか否かの検証から必要になってきますね。



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