差別化と言わずとも「当塾は、他塾とここが違う」という表記はよく見かけますよね。
「他塾と違う点」はだいたいどこも同じなんですけどね。
差別化というのは、要は、他の塾とは違うこと、を言いたいのでしょう。
ミクロ化
そして、
・他塾が1コマ60分なのに対して当塾は70分である。この10分は大きい
とか
・1コマあたりの授業料を比べるとこんなに安い
とか
・学習報告書を毎回お知らせする
とか
ミクロな部分で、「差別化」なるものを図ろうとするわけですね。
まあ、他に言うべきことがないんでしょうね。
不思議なのが、料金面での差別化というと間違いなく「安価」を出してくることなんですね。
「高価」であっても差別化になると思うんですけどね。
「本物のプロがとことん分かるまでできるまで教える」のであれば、高価であってもおかしくないんですけどね。
まあ、それは良しとしましょう。
単純に
ウエブサイト、ブログ、SNS、動画などの更新を多くして、人の目に触れる機会を増やす、という戦術はダメなんでしょうか?
それだけで十分「差別化」になっていると思うのです。
ウエブサイトを作ったり、SNSアカウントを作ったりしている塾は多いですが、作ってお終いという塾も多く見かけます。
最終の更新が数カ月前とか。
お知らせだけで終わっているとか。
残念ですね。
逆に、ちゃんと更新ができる塾にとっては大きなチャンスです。
更新をしない塾が多いので、定期的に更新するだけで差別化完成です。
授業のコマを10分伸ばすより、更新頻度を月に3回増やす方が間違いなく差別化の要素になります。
ウエブサイトは検索などをしないとたどり着きませんが、SNSは流れてきます。フォローされていなくても、タグなどの工夫で、未知の顧客にアプローチできます。
その回数が多ければ「この塾時々見かけるな」と意識してもらえます。
分かれ道
未知の顧客にアプローチできるといっても1日数人じゃないか。
と思われるかもしれません。
はい、小さな塾だとそのぐらいかもしれません。
ただ、1日数人の積み重ねは大きいですよ。
1カ月2カ月経つと数百人になっています。
無視できない数字になりますよね。
★たったこれだけか、やっても意味がないな
と思うか
★たったこれだけでも、続けてみよう
と思うか
これが分かれ道かなと思います。
そもそもウエブで集めようとすれば時間はかかるものです。
ですので、あきらめの悪い人=地道に継続できる人が結局は有利になります。
また、それができる人は少ない。
その地道さ、継続性は、大きな武器になると思いますよ。
>他塾は数カ月に1回の更新
>うちは週に3回の更新
全然違うじゃないですか。
差別化の要素といえるのではないでしょうか。
保護者が分かること
授業時間がどうのこうの、教材がどうのこうの、新規に導入した何とかシステム…
ほぼすべての保護者は良いのか悪いのか判断がつきませんよ。
それよりも「知っている塾」になることが優先だろうと思います。
広告も含めて、まずは保護者の目に触れること、その機会を増やすこと。
つまり更新頻度を維持することですね。
そして「あ、この塾知っている」と認知してもらうこと。
それを繰り返して実践していれば、覚えてもらえます。
保護者の海馬を通り抜けられます。
そこに、「保護者向けのフロントエンド商品」を投入すると。
手数足数
SEO対策の知識、ノウハウは持っておいた方が良いです。絶対に良いです。その点は間違いはありません。
しかし、SEO対策なんか知らなくても、やたらめったら更新し続けて、それなりに集めてしまう塾もあります。
それは、上記で述べたことを実践しているわけですね。
ただ、SEO対策の知識などがあれば、もっと効率よく、楽に集められるんですけどね。
でも、何もアクションを起こさない塾が多いので、「更新頻度爆上げ戦術」で良いんですよね。
まさに、その塾しかできないこと、大きな差別化の要素だと思います。