今回は、チラシ(新聞などの折り込み、ポスティング用)のお話しです。
■ 一点集中
ランチェスター戦略をはじめとしてあちらこちらで言われているのが
一点集中せよ、絞れ、です。
よく使われるのは、
・ターゲットを絞れ
というお話しですね。
漠然と誰でもウエルカムということではなく、具体的に来て欲しい生徒像を
思い描き、その生徒にふさわしいフレーズを作ったり、広告手法を工夫したり
していくということです。
あちらこちらで言われ過ぎと言っても良いぐらい言われていますので、既に
皆さんも実行しているのではないかと思います。
■ 地域を絞る
特に、地域密着型の塾さん、最近生徒の集まりが悪いなと感じている塾さんで
考えて欲しいことです。
多くの地域密着型塾では、小学校中学校を絞っていると思います。高校生にし
ても、その中学校エリアに住んでいる生徒が中心になっていると思います。
それはそれで良いのですが、もっと絞り込むということはできませんかね?
チラシを対象の中学校エリアに折り込むと大体8,000枚必要だとしましょうか。
例えば、それをもっと絞り込んで3,000枚とかにするわけです。
最も強いエリアだけに3,000枚を入れる。
その代わり、そのエリアへのチラシを何度も繰り返す。
通常8,000枚を2回折り込んでいるとすれば合計で16,000枚。
それを3,000枚に絞れば、そのエリアは5回は入れられることになります。
その3,000枚のエリアを徹底的に攻略していく、つまり、地域に対する一点集中
ということです。
■ 強いエリア
強いエリアというのは
・自塾に通いやすいエリア
・過去、現在に塾生が比較的多くいるエリア
です。
たいていは、自塾から近い地域になりますけどね。
ただ、一言で近いと言っても塾の周り東西南北同じ条件ではありませんね。
様々な要因があります。物理的な環境、人口の密集度、他塾の立地等々…。
その中でこのエリアなら間違いないというエリアはあるかと思います。
そこを集中的に攻めるプランは無いですか?
■ 極端かもしれませんが、1,000枚でも良いぐらいです。
1,000枚なら費用もそんなに掛かりませんね。
ただ、繰り返しては欲しいですが。
自塾の印刷機でサクッと印刷して1000枚。
自塾で印刷するわけですので、原稿もその都度変えることもできますね。
今5月下旬ですので、これから夏期講習まで7~8週間あります。
毎週チラシを入れることすらできますね。
毎週毎週チラシが入れば、その地域では抜群に認知度が高まるのではない
でしょうか。
口コミを広めるにしても生徒がいないことには広まりようがありません。
一部エリアに集中して認知度を高めて、そこから口コミを広めるという
方法は考えられませんかね?
■ 強みを作る
何で強みを作りますか?
学力層だったり科目だったり…色々とありますが…
そのうちの一つに地域での強みというのも入れませんかね?
上記でお伝えした通り、〇〇中学校校区よりも、もっと狭いエリアです。
学区の一部分だけを切り取って、そこを徹底的に強化していくということです。
□ 募集の行動の多さで差別化する
□ 徹底的な宣伝で抜群に強い地域を作る
いずれも成果は出ている方法です。
最近、地域密着型塾が苦戦しているお話を伺います。
現状、順調であれば、問題は無いですが、苦戦している塾さんは考えてみて
欲しいと思います。
再度、折り込みエリアを見直したり、媒体を見直したり、また、募集のための
アクションを見直したりして獲得していってくださいね。