拙塾の小学生の部は崩壊していた、もし高嶋先生にお会いできなかったら・・・
多くて5人。
高嶋先生にお会いする前の小学生クラスは、多くて5人、少なくて0人という、何ともさみしい集団個別クラスでした。
しかし、少ないけれど、あり得ないほど大変でした。
九九が出来ない4年生。
座れない5年生。
自分の学校名を漢字で書けない6年生。
中学受験の子は、ポツポツ。
とにかく出来ない子に時間を取られる小学部でした。
なのに、月謝は週1回6300円。人数が増えないので3150円にしたことも。
それでも増えず、もう疲れてきたので、小学生クラスは閉鎖しよう、
と思った時、運命ですね、高嶋先生にお会いしました。
中学受験にとんがりましょう。
高嶋先生からいただいた最初のアドバイスは、確かこれだったかと思います。でも、実は迷いました。中学受験にとんがるということは、勉強を出来ない子を切り捨てるという塾の姿勢ですから。
しかし、もう崩壊しかけている小学部。あとは野となれ山となれ!の気分で中学受験中心のクラス作りをしました。九九が出来ようが出来まいが、何があろうが、どの子にも「旅人算」「通過算」「ニュートン算」・・・
出来ない子たちは残念ながら辞めていきました。その一方で、中学受験の子たちからも多く問い合わせを頂くようになりました。
そして現在・・・
相変わらずの集団個別クラスの小学部。夜の7時までは小学生とワイワイやるのですが、毎日少ない日でも12人の小学生が来るようになりました。多い時は18人です。
復活した要因は、まずは「とんがったこと」そして、その「とんがる部分」を高嶋先生が私に合わせて指摘してくださったこと、この2点につきます。私自身、中学受験の経験があるから、高嶋先生は「中学受験にとんがれ」とおっしゃったのでしょう。もし私に受験経験がなければ、「マンツーマンにとんがれ」「不登校生にとんがれ」などなど、また別のアドバイスを下さったことでしょう。
とんがることは、それ以外を捨てることではなく、その人の特性を伸ばすこと、だと私は思います。高嶋先生にお会いしなければそのことすら気づけませんでしたし、今頃は私自身の特性にすら気づけず、オタオタしていたことでしょう。
今は2校舎目を出し、その校舎でもどうとんがっていけばいいか、高嶋先生と話し合いながら企画を進めています。