前回は、ウエブ集客のメリット、ウエブ集客でできるようになることをお伝えしました。
今回は、逆にデメリットになる面を。
というか、覚悟しておくべき点というか。
以下、私が学習塾のサイトを運営していて感じることが中心になりますので、予めお断りしておきます。
それなりの労力はかかる
前回の記事で、労力も費用も大幅に削減できて、あたかも「軽々と集客できる」というように読めたかもしれません。
費用が削減できるのは間違いありません。
ただ、労力はどう取り組むかによって異なる面があります。人によっても異なります。
何でも同じですが、こだわりが強いと時間はかかります。
例えば、アイキャッチ画像を作るにしても、何も装飾をしていない画像を使うだけ、なら短時間で済みますが、色を変更したり、背景をこだわったり、文字入れをこだわったりすると、相当時間がかかることはあります。
確かに、アイキャッチ画像でクリック率は変わってくるので、こだわりたいのは分かりますが、細部までこだわる必要はないと思いますけどね。
細部までこだわる必要がないというか、時間をかける必要がないといった方が良いかもしれません。
まあ、そこそこでOKと。
広告を入れるにしても、成果を計測しながら即時変更ができますが、それは言い換えれば、新たな広告に差し替えるとかターゲットの変更の再設定という労力はかかるということでもあります。
知識のアップデート
ウエブの世界は、進化のスピードが速いことは皆さんもご存じかと思います。
ということは、各種仕様が変更になるスピードも速いわけです。
2年も経てば常識がガラッと変わる、1年前に良かったものが今はダメになっている、というケースも多いです。
ですので、うっかりすると「ダメなこと」をずっとやってしまっている可能性すらあります。
怖いですよね。
また、既存のツールだけではなく、次々と新しいツールが生まれてきます。
使いこなせないまでも、だいたいどんなツールなのか、仕様はどうなっているのか等の知識は必要になってくるかと思います。
今、必要なくても将来的に必要になるかもしれませんからね。
だからこそ、情報には敏感になっておく必要があります。
定期的に、そういった情報を提供してくれるサイトを確認し、試してみることをお勧めします。
これも労力がかかること、時間が取られることになります。
勉強量
知識のアップデートも含めて、それぞれのツールの使い方を学ぶのも時間はかかりますし、勉強量は多くなるかもしれません。
「ブログを書くだけ」ならそんなに多くの時間がかかるわけではありませんが、書くからには何らかの成果に結び付けたいですよね。
だからこそ、集めるぞという意思をもって書くわけですが、その書き方、内容、SEO対策を兼ねた記事…などと考えると、背景には、それなりの知識やノウハウが必要になってきます。
そして、その知識やノウハウを身につけるには、それなりに勉強量が必要になります。
ライティングの苦悩
ウエブ集客をするということは、塾の場合、ほぼ「ブログ集客」と言って良いかと思います。
SNSは補助的なツールであって、メインはストック型のブログです。
ブログを積み重ねることによって、SEOも強化されます。
だから、ブログを更新し続けることは最重要課題なのですが、できない人も多いようです。
まあ、向き不向きと言ってしまえば簡単なのですが、書くことが苦手な人も、ここは踏ん張りどころです。
覚悟を決めて、書く習慣、そして、ライティングスキルをつけるように勉強する必要はあると思います。
どうしても書けなければ、語ってください。それを動画で告知していってください。
ただ、語りが上手くなるのも、それなりに練習が必要でしょうし、時間がかかることと思います。
ブログを書くコツもあるのですが、一旦ここでは置いておきますね。
成果までのタイムラグ
ウエブ集客の最大のデメリットはこれでしょうかね。
要は、成果が出るまで時間がかかるということです。
ウエブサイトを開設する…これだけでは集まりません。これはスタート地点です。
その後、例えば、ブログを週に3本書く、それをSNSにリンクして投稿する。
これを地道に数カ月続ける。
これで、「集まる土台ができた…かもしれない」という段階です。
その間、問い合わせもないかもしれません。
でも、継続できるか否か。
ここが分かれ目になるのではないかと。
勉強の成長曲線ってあるじゃないですか。努力を継続しても成果が出始めるのは、ずいぶん先になってしまうというグラフ。
それと全く同じなんですよね。
ただ、一旦、生徒が集まる土俵に乗ってしまえば、かなり楽になります。個人塾であっても、週に1件2件の問い合わせが入るのは当たり前になってきます。
だから、そこまで継続できるかどうかが、とても重要だし、成果が出るまで継続するという覚悟は持っておいてほしいと思います。
生徒に言うことと同じ
塾の先生であれば、生徒さんに言っていることと思います。
「継続してやりなさい」
「毎日コツコツやりなさい」
「テスト前に一気にやろうと思っても無理だよ」
「勉強する習慣をつけなさい」
「基本をちゃんと身につけなさい」
等々。
それは、結局、ウエブ集客でも同じなんですよね。
問題集を広げただけでは成績は伸びない。
継続しなければ成績は伸びない。
基本ができていなければ成績は伸び悩む。
のであれば、ウエブ集客も
サイトを開設しただけでは集客はできない。
継続できなければ集客はできない。
知識やノウハウなしに集客はできない。
ということです。
裏を返せば
こう書いてくれば、ウエブ集客って大変そうと思うかもしれません。
実際、脱落する人も多いです。
でもね、それは裏を返せば「ウエブ集客の知識をつけて、継続すれば生き残れる」ということでもあります。
SEOもSNSの使い方も分からず、闇雲にやっている。でも、更新頻度は高く、アクセス増、フォロワー増、ができているなら、効率は悪いかもしれませんが、そこそこ集まるはずです。
やっているモン勝ちということですね。
最新更新が1年以上も前、というのはその時点で信用できない塾になりかねませんからね。
そういう現実はあるわけで、それはすなわち、更新ありき、ということなんですよね。
ただ、それをもっと効率良く、的確に集めようとすれば、SEOを始めとするウエブ集客の知識やノウハウがあった方が良いということです。
チラシからウエブへ
私自身、かつては効果的なチラシ募集を研究してきましたが、数年前から、もうチラシはお勧めしなくなりました。
ほぼオワコンだと判断したからです。
非常に多くの地域で、チラシは壊滅的な状態になっています。
新聞自体の部数が激減、とっているのは高齢者家庭が中心、紙代の高騰…
そして、これらの要素がプラスに向かうことはもうありません。
ですので、塾での生徒募集は、ウエブを核にせざるを得ない時代になっていると思います。
だからこそ、SEO認定コンサルタントの資格を取りましたし、自分でも実際に塾でのウエブ集客をやってみて、ノウハウを積み重ねてきたわけです。
小さな個人塾でもウエブ集客は十分やっていけるなという感触は得られたわけです。
そういったこともあって、ウエブ集客を全面的にお勧めしているわけですね。
全日本SEO協会代表の鈴木先生にご講演いただきます。
ビギナーから学べる内容になっております。
当方のセミナー参加が初めての方も歓迎です。
どうすれば良いかな?と悩んでいても進歩はしません。SEOの第一人者のお話を聞いて、それを実行した方がずっと早く成果に結びつきます。
どうぞお越しください。